2017/03/06

林道大名栗線

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天気:曇り,小雨
自転車:GIANT TCX SLR
コース:川越-飯能-名栗-大名栗林道-名栗湖-飯能-川越
    


太田さんとかすみんが霞ケ浦一周アタックをしている中

私は一人、峠道を登っていた。 「まだ着かないのか…」 そう、グラベルを求め。

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深夜テンションでかすみんを連れまわしcerveloをパンクさせた入間川右岸

霞ケ浦の270kmにビビった私は、せっかく休みなのにどこにも行かないのはもったいないと感じ、以前調べて興味のあった林道にむかった。


大名栗林道は約22kmのロンググラベルがある、埼玉屈指の林道らしい。

「絶対面白いな」と目を付けていたがTCX納車後、なかなか長いツーリングに出れずにいたので、この機会にと目的地に定めた。(道が目的地ってなんか変だけれども)

基本的に私以外の部員はグラベルを好まないため、一人でどこかに行くときしかグラベルは走れないのだ。


川越から名栗までは30kmぐらいと近場なので、毎度おなじみの入間川右岸のグラベルを通り経由地飯能を目指す。

川のグラベルとして、入間川は結構レベル高いと私は考えている。(多摩川、荒川比だが)
他の川のグラベルは「河川敷の延長の砂利道」というレベルの低いロードバイクでも通れる道だが、入間川右岸は過去に砂利採取で有名だった入間川の名残があり、未だに稼働中の安比奈工場やオフロードバイク用のコースがあったり他の川にはない環境が、グラベルのレベルを上げているのだと考えている。(完全に妄想だが)

左岸はサイクリングロードと並走しているが、こちらはこちらで豊水橋から大学近くの雁見橋までほぼノンストップでグラベルが走れる。
左岸サイクリングロードは朝~夕方まで付近の高齢者が狭いサイクリングロードで散歩しているのでロードでかっ飛ばすことができない。
サイクリングロードとしては川越狭山自転車道は魅力がない。
埼玉県民は荒川や利根川の恵まれたサイクリングロードを知ってしまっているので他の川のサイクリングロードは物足りないんだろうなということを考えている。(完全に適当だが)

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かすみんを笑えない

グラベルをかっ飛ばしているとリアが滑るのでおかしいなと思っていたらパンクしていた。
リアの抜重が甘くリム打ちパンクしたようだ。
自分のテクニックのなさに泣いた。

代えのチューブがないのでknogのイージーパッチを貼って応急処置。
十分な空気圧で走れないのでリアをかばいながらこの先走ることに…。 大丈夫か…?

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豪快な切通

飯能過ぎてからは3月の定期ライドの道を下見しながら、いつもは通らない入間川右岸の道をゆく。もちろん舗装路だよ? いい感じな道だったので楽しみにしていてください。

名栗温泉をさらに奥に入り、お待ちかねの大名栗林道へ。 今日はゲートが開いていたので次元の隙間を通ってかついで入る必要はなかったようだ。

完全にコースの下見はしていなかったので序盤のきつい斜度の峠道は完全に不意打ちだった。 10%越えの登りをインナーローでえっちらおっちら登る。

どのくらいきついか把握していなかったので、脚は使わないように、シッティングでイーブンペースで登っていく。

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後で調べて700mぐらい登っていたことを知った

峠道を登り切り、ようやくお待ちかねのグラベルへ。

グラベルの初っ端で道路の敷設をしていたので、この作業車を通すためにゲートが開いていたんだろうと推測。(峠を上っている間も2台のダンプとすれ違った)

グラベルは標高800mから900mの稜線のアップダウンのようだ。


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まだガれていない良質グラベルアップダウン

最初の方は踏み均された走りやすいアップダウンが続いた。

上りはギアを変えながら、荷重を変えながら。
下りは傷を負ったタイヤをかばいながら。

曇っているため景色は灰色だが目の前の道が楽しいので、どうでもよかった。

このときは「あー フレンズと遭遇しねーかなあ」とか考える余裕があったのだ。(熊とかに会わなくてよかったが)
そうこのときは…。 

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序盤はよかったんだ… 序盤は…

アップダウンをこなしていくにつれ道が悪くなっていく。
上の写真はまだまだ甘い。 3月の頭では雪はまだ残っているようで路肩だけでなく道いっぱいに雪の箇所もあった。

しかも中途半端に溶けた雪のせいで路面はかなりマッディ。
ドロドロじゃない道は楽かといえばそうではなく、大粒の岩がゴロゴロ転がっている。

ガれている道はとがった岩を避ければいいのだが、きつかったのは泥である。

「す、進まない…。」
泥+上りの道は最悪である。 なんとか泥のない道を選びながら進む。

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怖かったので降りたが幸い凍ってはいなかった


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視界はクソ 雲の中を進んでいたようだった

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道の終わりを感じたので記念撮影した


名栗湖を通り帰る予定だったので沢にぶつかったら林道有馬線を通りダウンヒルをこなす。 沢の音が聞こえた時は安堵した。

後から気づいたのだが有馬線はただ分岐するだけであって大名栗線はまだ続くらしいのだ。 さすが22km。 もうお腹いっぱいだよ。

有馬線は沢沿いなので下りオンリーだということを餌にアップダウンをこなしてこれたが、開けてみればひどいダウンヒルだった。

大名栗線の後半のひどくガれた道をさらにガれガれにして斜度10%越えのロード畑の人間にはエクストリームダウンヒル。

上半身の筋トレ状態で舗装路を待ちわびる。

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途中にあった脇道 あまりの斜度に笑ってしまった

有馬線の写真はダウンヒルに集中しすぎてありません。
沢を沿って下っていくとようやく名栗湖へ。

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たのしみしかない 感謝

大変疲れたが名栗湖に到着。
ドロドロの愛車を見ながら一服したかったが汗冷えで寒くなってきたのでさっさと退散。

帰りは暗くなってきたので快走路を通り一気に川越へ。

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寄り道はした 飯能はヤマノススメ聖地


林道は基本的に車両通行止めになっていて、SNSで発信すると林道警察がなんだかんだ…ということを聞いたのでレポートのみで。(stravaも非公開)
基本的に不法投棄をさせないため…とか書いてあったが。(自転車は不法投棄できるものは運べないしな)

このブログもそろそろ一般公開すると思うが、公開しても投稿者内のみ公開の記事にしておこうと考えている。 正直、ただ峠を登るよりも圧倒的に楽しいのだが、

たぶん自転車は通っても大丈夫。 しっかり調べる必要があるけれども、今回林業関係者と何度かすれ違ったが自転車に対してフレンドリーではあった。 (道譲るため待ってたらちゃんとお礼してもらったし)

次回林道大名栗線を通るとしたら、全ルート通りたいし、大名栗~西名栗と二つの林道をつなぐルートもある様子。

今度は一人じゃなく、せめて二人でいきたいところですな…。

(追記3/11)
とりあえず公開しておく方針で

時間:7:14:04
距離:104.3km
獲得標高:1639m (Strava表示のため誤差あり)