2016/12/31

今年のライドを振り返る。Part3

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ブログを書くって相当な気力と体力使って疲れることに気づいた。
これがレポート課題だったらどれだけ捗るか・・・



2016年3月23日
「静岡(掛川)敗走ライド」都合により写真はほぼなし。
このライドを決行した理由は

1つ 今まで走った最長距離480kmを超えるライドをしたい!

2つ ちょうど静岡の掛川に自動車教習の合宿に行っている友達に会いに行こう!

3つ 連続で行きたいから600kmの距離を寝ずに行こう!

4つ 箱根超えをしてキャノボの雰囲気を味わいたいから!

まあこのように全くといっていいほど無計画無謀なライドを計画し出走した。
それが後々地獄をみることになるとは・・・。


まずは東京を走るのが嫌だった為、藤沢駅まで輪行する。到着したとき昼の2時過ぎを回っており普通に考えて掛川につく頃には深夜の3時過ぎになる。しかしその時の自分は行ける!行ける!という今考えても謎な自信で向かった。


小田原を通り、箱根まで来る。いよいよ箱根の峠かと思い、ワクワクとドキドキが交錯する。しかし実際に走ってみるとこれがかなりキツイ。出だしから勾配が10%を超える坂がザラにあり、体力と気力を奪っていく。しかし途中で外国人観光客とすれ違った。

「Yay!Foo!Foo!(歓声や写真を撮られる)」
「お、O センキュー」

いきなり話しかけられ、しかもかなり勾配もキツかった為、まともに返答ができなかったがとりあえずセンキューは言えたぞ。確かフランスの国旗を持っていたのでフランス人かと思われるが向こうはやっぱり自転車の文化が根付いてんのかねえ。
でも気力が戻ってきたぞ・・・!


のもつかの間、この坂を前に気力が底を尽きた。
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「七曲がり」
上から見た七曲がりだが勾配もきつく、いろは坂よりもエグかった。しかもこの時、garmin etrex30に事前に入れておいたルートは七曲がりの下の道、車専用道路で急遽この道に変えていた。この七曲がりを登っている最中、「この道で本当に元のルートに戻れるのか?」という不安があった。そしてやっと頂上についた頃、日は完全に暮れ真っ暗になっていた。
もはや残るのは不安。

どうあがいても静岡に着くのは明け方はすぎる。ルートはこれで本当に合っているのか。このまま進んで本当に大丈夫なのだろうか。この走りに意味はあるのだろうか・・・

・・・・・・・・

帰ろう。


友人には行けなくなったとラインし、ルートを帰宅ルートに変更。頑張って登った七曲がり、箱根の峠を下る。しかしこのまま帰るとなっても自宅につくのは朝の4時はすぎる。流石にそこまで気力と体力がもつとは思えない。途方にくれながら走っているとスマホからSkypの着信音が。

その頃、よく高校の友人たちとSkypで通話をしており今回もその一種であった。
心細かったそのとき、本当に助かった。

友人S「よう!毎澤!おまえ今なにしてんだ!」
  自「自転車で走ってんだよw 今はコンビニで補給中」
友人T「まじかよw今どこにおるん?」
  自「横浜だよ どうやって帰ろうか悩んでいて」
友人T「お!横浜か!東京まできてくれれば今オレ東京に移住したから泊まらせることもできるぞ!」
  自「まじで?」
友人T「え?ガチでくんのかwまあいいぞ」

という感じで奇跡といえることが起きました👏本当にありがたかった。持つべきものは友。

といっても横浜から東京(渋谷あたり)まで距離があるため待たせぬよう出来る限り速度を上げる。平均速度を30km以上は維持するようにしていたと思う。確か。

そして深夜の1時前無事に友人T氏の家に到着。こんなにも遅くなってしまったのに嫌な顔ひとつもせずに待っていてくれていた。本当に感謝。
その後、コンビニにて飯を食らい爆睡。翌日、近くにあったラーメンを食べ帰路につく。


今回のライドは反省点しかない。もっと予定を明確にし、自分ができるかできないかギリギリのライドを今後は行うようにする。またルートは事前に道路情報を下調べしておく。ただいい経験になったのは言うまでもない。実際に今年の11月に決行したアタック東北1000kmは今回の経験が大きな糧となった。


距離:157km
獲得高度:1805m
平均速度:18.8km
反省点:予定をしっかりと立てる。現実味がなさすぎるライドは決行しない。ルートは事前に下調べ。明確な目標、目的がないと走りきることはできない。






2016年3月27日
「 はい!榛名(山)は大丈夫です! 春の嵐 伊香保ライド」


高校生活最後に走ったライド。それは締めくくりにふさわしい、つまったライドであった。
もともとは渋峠を走る予定だったが冬季封鎖ということで伊香保で温泉に浸かるルートに変更した。当初はゆっくり観光ライドをする予定...だった・・・


一日目
自宅から利根川サイクリングロードを走り、終点の渋川まで。
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サイクリングロードの中だと利根サイが一番好き。


そのあと渋川から伊香保まで走る。
ずっと登り基調。ちなみに新調したディスクホイールで意気揚々と利根サイを走っていた友人。この坂にて撃沈。
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まあ無事伊香保に着いて。


旅館にチェックイン。
11005 充電コードやら着替えやらでグチャグチャ。だけど見てわかるとおり結構部屋が広く、非常に快適に過ごせました。温泉饅頭もおいてあった!


11008 そして旅館主のご好意により自転車にブルーシートをかけさせて頂いた。ありがたい。


夜は近くのお好み焼き店にて晩餐。(写真は焼きそば)
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なんでこんなにも自分で焼く鉄板焼きは旨いんだろうか。


そんで帰ってきた後、貸し切り温泉に入る。個人的に大浴場より貸切温泉のほうが好きなのでありがたかった。
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毎回泊りがけのライドをして思うのが温泉の力ってすげえなと。どんなに疲れていても温泉入って次の日になれば大抵の疲れは取れてるんだから(個人の感想です。)



二日目
翌日、旅館を出発し、伊香保を出、榛名山を目指す。得意な長くダラダラ続く坂道だった為、快調に足が回る。(ディープぱいせんは相当きつかったとか)

そして無事に榛名山(湖)に到着。
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撮ろうと思っていたおきまりの写真を。
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霧がかってお世辞にも景色はよくなかったが、幻想的な湖と山が見ることができ大変満足であった。


そんでもって時間があったんで榛名神社も向かうことになる。しかしこれが地獄をみることになるとは思いもしなかった・・・。
ルートによると榛名湖から神社まで2kmほどとのことで楽勝や!と思っていたが実際には坂坂坂であった。神社まではずっと下りでイヤッッホォォォオオォオウ状態であったが逆に言えば戻るときは登りであり・・・。

「シヌゥ シヌゥ...」

途中で押して登ってやろうかと思いながらひたすらにインナーローで回す。
???「はい!榛名は大丈夫です!」
「なにが大丈夫じゃボケ!!!!!!!!」
と思いながらなんとか榛名湖まで帰着。ディープぱいせんは死んだようだ。


でも榛名神社に売ってあった焼きまんじゅうはおいしかったです。まる
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榛名湖をあとにし写真は残ってなかったけど伊香保で水沢うどんを食べ渋川へ。そこから利根サイで自宅まで帰ったのであった。











って思うじゃん。

実は利根サイを走っている最中、ゲリラ豪雨に見舞われ急遽近くの屋根があるベンチに避難。雨雲はここから先の道にもかかっていることが判明し止む見込みはなかった。残された選択肢としては
①5km離れた駅まで走って輪行。
②雨の中をカッパで走る。(残り40km)
③友人の近くの親戚の家で泊まる。(20km)

まあ消去法というか最善策の①の方法で輪行して最寄り駅まで帰りましたとさ。
めでたし。めでたし。


今回のライドは自転車らしさを楽しめたライドだったかなと思う。サイクリングロードを走り、山を走り、観光を楽しみ、景色を楽しむ。あと雨を愉しむ。
こういったライドがなんだかんだいって一番楽しいのかもしれない。



距離:260km
獲得標高:1800m
平均時速:19.8km/h
反省点:天気を見極めて行動を心がける。